MT5(メタトレーダー5)で自動売買を行う方法
MT5(メタトレーダー5)では、MT4同様に自動売買を行うことができます。
MT5で自動売買を行うためにはエキスパートアドバイザ(EA)という自動売買用のプログラムを使用する必要があります。
エキスパートアドバイザ(EA)の入手
MT5で自動売買を行う際に用いられるエキスパートアドバイザはMT5用のプログラム言語であるMQL5で記述されたコードを用いたものです。
このため、MT4用の言語であるMQL4で記述されたコードではプログラムが稼働しないという点には注意が必要です。
このエキスパートアドバイザを入手する主な方法は次の3つです。
①MT5のライブラリやマーケットから入手
MT5のツールボックスのライブラリから検索すると、MetaQuotes社のサイトMQL5.com内に紹介されているEAをインストールすることができます。また、MT5のマーケットからも有料・無料のEAをインストールすることができます。
②インターネット上で有料、無料のEAを入手
MT5用のEAはインターネット上で有料で販売されていたり、無料で配布されています。これらを用いて自動売買を行うこともできます。
③自分で作成する
MT5に付属しているメタエディタというエディタを使用し、MQL5で自らプログラミングを行いエキスパートアドバイザを作成するという方法もあります。テクニカル分析とプログラミングの知識に自信のある方はオリジナルの自動売買プログラムを作成してみましょう。
エキスパートアドバイザ(EA)をインストール
EAのインストール方法は、EAを入手した方法により、異なります。
MT5のツールボックス内からダウンロードした場合はそのままMT5にインストールされます。
ウェブサイト上でEAを入手した場合はダウンロードした場合はMT5にインストールする必要があります。
基本的なインストール方法は、MT5のメニューの「ファイル」から「データフォルダを開く」を選択し、「MQL5」フォルダ内の「Experts」内にex5ファイルを保存し、MT5を再起動するという方法です。
【メニューの「ファイル」から「データフォルダ」を選択】
【MQLファイル内の「Experts」タブ】
ただし、プログラムによっては、「Library」フォルダ内に特定のファイルを保存するなど、インストールのために必要な作業がある場合があるので、プログラム作成者の指示に従い、インストールするようにしてください。
エキスパートアドバイザ(EA)の実行
EAを実行する前にMT5のメニューバーから、自動売買の設定の部分をクリックし、「オン」(マークが緑の状態)に設定しておきます。
自動売買を稼働させるチャートを用意し、通貨ペア、時間設定等を行います。
インストールされたEAはMT5のナビゲータ内に表示されますので、稼働させたいEAをダブルクリック、または、チャート上にドラッグ&ドロップします。
【ナビゲータ内のEAの表示例】
EAの設定画面が表示されるので、必要な設定を行います。「共有」タブで「自動トレーディングを許可する」にチェックを入れます。
「インプット」タブでパラメーター等の設定を行います。
「OK」をクリックすると、自動売買プログラムが稼働します。
EAが稼働しているかどうかはチャートの右上のアイコンで確認することができます。
エキスパートアドバイザ(EA)の停止
EAを停止する方法は主に次の2つがあります。
①EAを停止する方法は、MT5のメニューの上部の「自動売買」の部分をクリックし、オフ(赤の状態)に切り替えます。
上記の通り、チャート右上の部分のアイコンが自動売買停止中の状態になったら、自動売買が停止しています。
②自動売買を行っているチャートを「×」ボタンで閉じると自動売買を停止することができます。
※EAを停止する際の注意事項
EAを停止しても保有中のポジションは当然には決済されません。このため、決済注文の入っていない保有中のポジションを決済する場合は、手動で決済を行う必要があります。
MT5を学びたい方へオススメコンテンツ
OANDA証券ではMT5(メタトレーダー5)の基本的な使い方を、画像や動画を用いて詳しく解説します。OANDA証券が独自開発したオリジナルインジケーターや自動売買(EA)なども豊富に提供しています。OANDA証券の口座をお持ちであれば無料で使えるので、ぜひ口座開設をご検討ください。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。