ショートポジションとは|FX取引での意味やロングポジションとの違いなどを解説
ショートポジションとは、売りの建玉(ポジション)を意味し、投資商品を新規で売り、決済をすることなく保有している状態を指します。
ショートポジションでは、銘柄の価格がエントリー価格よりも値下がりした際に買い戻すことで利益を得られます。
本記事では、ショートポジションの特徴や、ロングポジションとの違い、メリット・デメリットなどについて詳しく解説していきます。
目次
- 1.ショートポジションとは
- 2.FX取引でショートポジションを保有するメリット・デメリット
- 3.ショートポジションに関するQ&A
- 4.【まとめ】ショートポジションとは|FX取引での意味やロングポジションとの違いなどを解説
ショートポジションとは
ここでは、ショートポジションについて、意味やロングポジションとの違いを解説します。
- ・意味
- ・ロングポジションとの違い
意味
ショートとは「売り」を意味し、ショートポジションとは売りの建玉(ポジション)のことです。
ショートポジションでは、投資商品の価格がエントリー価格よりも値下がりした際に買い戻すことで利益を得られます。
この用語は、信用取引や外国為替証拠金取引、先物・オプション取引などで用いられます。
ロングポジションとの違い
ロングポジションとは、買いの建玉(ポジション)のことです。投資商品を新規で買い、決済をすることなく保有している状態です。
ショートポジションと異なり、ロングポジションでは投資商品の価格がエントリー価格よりも値上がりした際に売ることで利益を得られ、価格がエントリー価格よりも値下がりすると損失が発生します。
ショートポジション | ・売りから取引を始める ・価格の下落によって、利益が出る ・価格の上昇によって、損失が発生する |
ロングポジション | ・買いから取引を始める ・価格の上昇によって、利益が出る ・価格の下落によって、損失が発生する |
FX取引でショートポジションを保有するメリット・デメリット
FX取引でショートポジションを保有するメリット・デメリットについて紹介します。
- ・メリット
- ・デメリット
メリット
FX取引でショートポジションを保有するメリットは、価格下落局面で利益が得られることです。
株式の現物取引では買いしかできない(ロングポジションしか持てない)のに対して、FX取引では買いも売りもできるため、上昇局面でも下落局面でも収益機会が生まれます。
ショートポジションの保有は、トレーダーにとって重要な選択肢となります。
デメリット
FX取引でショートポジションを保有するデメリットは、価格上昇局面で損失が発生することです。
ショートでの売買タイミングの判断については、移動平均線などのテクニカル分析を活用することが推奨されます。
また、トルコリラ/円など、円を含む高金利通貨ペアのショートポジションでは、ポジションを翌営業日に持ち越すとマイナススワップとなる場合が多く、注意が必要です。
ショートポジションに関するQ&A
ここでは、ショートポジションに関するよくある質問を紹介します。
- ・なぜショートポジションと言うのですか?
- ・初心者にはショートとロングのどちらがおすすめですか?
なぜショートポジションと言うのですか?
ショートポジションと呼ばれる理由には諸説ありますが、チャートの習性から来ているという説が有力です。
株式などの金融商品では、上昇するときは緩やかに(ロング)上昇していくのに対し、下落する局面では短期間(ショート)で下降する傾向があります。
初心者にはショートとロングのどちらがおすすめですか?
FX初心者には、取引内容が理解しやすいロングが推奨されます。
ショートは「売りから始めて、買い戻すことで終わる」という取引であり、ロングと比べて理解しづらい面があります。
また、主に株式相場などでは、下落局面では短期的に下落しやすいため、相場を読み取る力やリスク管理が必要です。
まずはロングで取引を始めて、相場の仕組みや取引方法を理解した後に、ショートの取引も始めることが推奨されます。
【まとめ】ショートポジションとは|FX取引での意味やロングポジションとの違いなどを解説
ショートポジションとは、売りの建玉(ポジション)を意味し、投資商品を新規で売り、決済することなく保有している状態を指します。
ショートポジションでは、エントリー価格よりも値下がりした際に買い戻すことで利益を得られます。
対義語はロングポジションで、エントリー価格よりも値上がりした際に売り戻すことで利益を得られます。
なお、ショートポジションでは、エントリー価格よりも上昇すると損失が発生します。
また、円を含む高金利通貨ペアでは、マイナススワップとなる場合が多いため注意が必要です。
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