東京外国為替市場概況・10時 ドル円 上値重い

市場概況
 27日の東京外国為替市場でドル円は上値の重い動き。10時時点では155.52円とニューヨーク市場の終値(156.00円)と比べて48銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領による対コロンビアへの緊急関税賦課を背景としたリスクオフの円買いが一服すると155.85円近辺まで持ち直したが、一時300円超高まで上昇した日経平均がマイナス圏に沈んだ動きを眺めながら円買いが再燃し155.40円まで下押した。

 ユーロ円は下値を広げる。10時時点では162.87円とニューヨーク市場の終値(163.68円)と比べて81銭程度のユーロ安水準だった。週明け早朝からリスクオフの円買いが先行するなか、日経平均の失速も重しに162.77円までレンジ下限を広げた。また、ポンド円は193.63円、豪ドル円は97.83円、加ドル円は108.10円まで弱含んだ。

 ユーロドルは10時時点では1.0473ドルとニューヨーク市場の終値(1.0497ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。ドル買いが先行するなか1.0465ドルまで下押したが、時間外の米長期金利が低下して始まるとドル買いも一服し1.0470ドル台で動きが鈍っている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.40円 - 155.85円
ユーロドル:1.0465ドル - 1.0503ドル
ユーロ円:162.77円 - 163.75円

(金)


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