香港株サマリー(20日)

市場概況
3日続伸、方向感欠く ハイテク株・医薬品株に買い

 20日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。終値は前日比0.21%高の19705.01ポイントだった。中国企業指数は0.12%安の7090.86ポイント。メインボードの売買代金は概算で1146億7000万HKドル。

 ハンセン指数は安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退。強弱材料が入り混じり、方向感を欠いた相場となった。ウクライナとロシアを巡る地政学リスクが警戒された半面、前日の米ハイテク株高や米長期金利の低下が投資家心理を支えた。決算発表などの個別材料が出た銘柄の物色も相場を押し上げた。セクター別では医療・ヘルスケアと情報技術が高かった一方で、必需消費財が軟調だった。

 ハンセン指数構成銘柄では、大型ネットのテンセント(00700)と美団(03690)が買われ、相場を支えた。医薬品関連の上昇が目立ち、翰森製薬(03692)、中国生物製薬(01177)、国薬控股(01099)が買われた。ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)、スマートフォン部品・組立受託のBYDエレクトロニック(00285)は続伸した。一方、即席麺大手の康師傅控股(00322)、自動車販売の中升集団(00881)、ボトル入り飲料水の農夫山泉(09633)が売られた。自動車メーカーの吉利汽車(00175)は続落した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.41%高の4413.08ポイントと4営業日続伸。前日大引け後に2024年7−9月期決算を発表したキングソフト(03888)、ウェイボー(09898)、同程旅行(00780) が大きく買われた。企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)は大幅に続伸した。半面、電気自動車の蔚来集団(09866)、小鵬汽車(09868)、理想汽車(02015)がそろって下落した。

(川畑)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(20日)