香港株サマリー(18日)

市場概況
7日ぶり反発、値ごろ感の買い優勢 本土系銀行が高い

 週明け18日の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.77%高の19576.61ポイントだった。中国企業指数は1.10%高の7057.10ポイント。メインボードの売買代金は概算で1410億8000万HKドル。

 ハンセン指数は高く始まった。前週末終値が9月25日以来の安値だったとあって値ごろ感からの買いが優勢だった。ただ、中盤以降は上値が重い展開。米連邦準備理事会(FRB)高官の前週の発言を受けて米利下げペースが鈍化するとの見方が広がった上、この日の中国本土の株価指数が下落し、投資家心理を冷やしたもよう。セクター別では金融、エネルギー、工業が上げた一方、医療・ヘルスケアが下げた

 ハンセン指数構成銘柄では、中国4大商業銀行の中国銀行(03988)、中国建設銀行(00939)、中国工商銀行(01398)が買われ、相場の上昇を主導。自動車メーカーの吉利汽車(00175)は大幅に反発した。2024年7−9月期決算をこの日発表するJDドットコム(09618)と小米集団(01810)も買われた。半面、白物家電大手の海爾智家(06690)、パソコン大手のレノボグループ(00992)が安い。香港コングロマリットの新世界発展(00017)、ビール大手の華潤ビール(00291)とバドワイザーAPAC(01876)も売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.32%高の4341.53ポイントと続伸。電気自動車の蔚来集団(09866)、オンライン旅行会社の同程旅行(00780) とトリップ・ドットコム(09961)が反発した。半面、画像認識システムのセンスタイム(00020)、企業向けクラウドの00268が下落した。


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