東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上値重い

市場概況
 18日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。15時時点では154.59円と12時時点(154.73円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。植田日銀総裁の記者会見は、午前中の講演とほぼ同じ内容だったものの、日経平均株価の軟調推移を受けて154円台半ばで上値が重い展開となった。
 植田日銀総裁は、「12月会合では、追加のデータ、情報などを基に適切に政策判断」「実質金利が低いことの弊害、どこかでインフレが加速して2%超えてしまうリスク」などと述べた。

 ユーロドルはこう着。15時時点では1.0537ドルと12時時点(1.0541ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。材料難の中で、NYカットオプション(1.0520ドル・1.0540ドル・1.0545ドル)付近での動意に乏しい展開が続いた。

 ユーロ円は15時時点では162.90円と12時時点(163.11円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。日経平均株価が400円安の水準で軟調推移が続いていることで、162円台後半で上値が重い展開となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.84円 - 155.14円
ユーロドル:1.0526ドル - 1.0550ドル
ユーロ円:162.27円 - 163.50円


(山下)


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