ニュース
【リオデジャネイロ共同】ブラジル南東部リオデジャネイロで開かれた日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)首脳会議は19日、2日間の日程を終えて閉幕した。石破茂首相は閉幕後に記者会見し、国際協調を担うG20の役割は「一層重要になっている」と訴えた。
ウクライナや中東で地政学的な緊張が続く中、自国利益を優先する政策を掲げるトランプ前米大統領の返り咲きが決まり、多国間協調の枠組みは大きく揺らいでいる。
首相は、気候変動など地球規模の課題解決に向け「実りある議論を行うことができた」と振り返った。その上で、全てのメンバーが責任を共有する「グローバル・ガバナンスを構築していく必要がある」と説明した。
首脳宣言は異例の討議初日に公表された。第2次トランプ政権の発足を前に懸念が強まる保護主義を巡っては、透明性のある多角的な貿易体制が必要との説明にとどめ、「保護主義に抵抗」といった従来の表現から後退した。
ウクライナ情勢では侵攻したロシアを名指しした批判は避けつつ懸念を示した。
共同通信社提供
Provided by
共同通信社
東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。