WTI原油見通し(市況ニュース):ドルインデックスの低下が影響し、原油価格は7営業日ぶりに上昇(2025年1月27日)

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先週金曜日(2025年1月24日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:75.556(+0.268)<+0.36%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは7営業日ぶりに上昇。

朝から夜にかけて、USOILは上昇傾向でした。
ドルインデックスが低下しており、これを反映した模様です。

その後、下落する場面がありました。
下落直前に米国でPMI(総合・製造業・サービス部門購買担当者景気指数)が発表されています。
製造業PMIは市場予想より強かったものの、総合・サービス部門PMIは市場予想より弱く、この弱さに反応して下落したと考えられます。
下落後は方向感の乏しい動きに転じ、最終的に23日終値比でやや上昇して取引を終えました。

なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が原油の投機的ネットポジションを公開し、およそ29万9,000の買い越しでした。
買い越し幅は30万を下回ったものの、直近1年間で最大の水準を維持しています。

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年1月27日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年1月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年1月27日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上ヒゲが長く実体の短い陽線を形成し、下落は6営業日連続で止まりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足が重なっており、上昇圧力は弱まっています。
上昇しましたが下ヒゲで前日23日安値を下回っており、下落圧力も残されています。
目先は、反落し下落を再開するか、反発が続き本格的な上昇へ向かうかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばに大きく下落したものの、取引終了前に大きな反発を見せて、始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陰線と陽線が交互に現れて、ローソク足と平均足が重なっており、明確な方向性は出ていません。
前日23日安値を若干下回りましたが、23日の安値圏でのレンジ取引に留まりました。
安値圏でのレンジ取引がいつまで続くかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年1月17日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基減少し、478基でした。
470基台まで減少したのは2024年11月後半以来です。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年1月17日時点の原油在庫は前週比で101.7万バレルほど減少し、およそ4億1166万バレルです。
2025年に入ってからも減少が続いている状況です。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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