昨日(2024年11月21日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高が優勢。
朝から夜にかけて、ドル円は円高の展開でした。
米10年債利回りが低下気味だったことに加えて、日米の要人発言やウクライナ情勢をめぐる円買いが影響したと報じられています。
米国ではウィリアムズニューヨーク連銀総裁が発言し、金利はさらに低下する可能性がある旨が報道されています。
日本では植田日銀総裁が発言し、12月会合までに多くのデータが出るとの趣旨が伝えられました。
また、ロシアがウクライナに対してICBM(大陸間弾道ミサイル)で攻撃した旨が報じられました。
ICBMに関しては、その後ロシアが事実上否定したとも伝えられており、情報が錯綜しています。
円高の動きは深夜に止まり、未明にかけて円安方向に緩やかに戻りました。
この結果、20日終値に比べて円高で取引を終えています。
本日(2024年11月22日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年11月22日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、154円台後半の買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、153円台半ばにも、特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。
その一方、152円台半ばから157円台後半にかけて、売り注文が厚いです。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、157円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年11月22日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
その一方、逆相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年11月22日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はユーロです。
円はプラス幅を広げる展開で、夜以降は安定的に推移しました。
ドルはマイナス圏で穏やかに動き、日付が変わってからプラスに転じました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年11月22日)の主な経済指標
08:30(日本)10月全国消費者物価指数(CPI)
17:30(ユーロ)ラガルドECB総裁、発言
23:45(米国)11月製造業PMI
24:00(米国)11月ミシガン大学消費者信頼感指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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