香港株サマリー(28日)

市場概況
3日続伸、半日立ち会い 約1カ月半ぶり高値

 28日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。終値は前日比0.14%高の20225.11ポイントだった。中国企業指数は0.01%安の7382.13ポイント。メインボードの売買代金は概算で516億6000万HKドル。旧正月大みそかのため、午前のみの立ち会いとなる。

 ハンセン指数はほぼプラス圏でもみ合い、終値で昨年12月12日以来、約1カ月半ぶりの高値を連日で更新した。中国の新興企業ディープシークが先週、米オープンAIやメタ・プラットフォームズに匹敵する大規模言語モデルを低コストで訓練したと発表したことを受けて中国製AIへの注目が高まり、引き続き関連銘柄が物色された。ただ、28−29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるとあって様子見ムードは強いほか、連休を前に持ち高調整の動きも相場の重しとなった。

 ハンセン指数構成銘柄では、独自AI技術を持つ百度(09888)が3%超上昇したほか、アリババ集団(09988)やテンセント(00700)が買われて指数を押し上げた。阿里健康(00241)や農夫山泉(09633)の上昇も目立った。半面、中国生物製薬(01177)や中国宏橋(01378)、中升集団(00881)が売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.77%高の4723.63ポイント。キングソフト(03888)や金蝶国際ソフト(00268)が上昇率上位だった。半面、ASMPT(00522)やレノボグループ(00992)が売られた。指数構成銘柄以外では、2024年12月本決算で純利益が前年同期比40−50%減少する見通しを発表した中国信達資産管理(01359)が0.84%安。24年12月本決算で赤字転落する見通しに加え、会長などの辞任を発表した万科企業(02202)は2.12%高。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(28日)