昨日(2024年11月19日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は最終的にわずかに円高。
夕刻にユーロ円が急落し、2円近く円高が進む場面がありました。
ウクライナ情勢に関して、プーチン大統領が核ドクトリンを改定しており、地政学リスクが意識された模様です。
ドル円とユーロドルがともに下落しており、これらの合成通貨であるユーロ円は大幅な円高でした。
売り一巡後は買戻しが優勢で、この動きは早朝まで継続しています。
イランが高濃縮ウランの生産の停止に合意した旨が報じられており、リスク緩和が意識された可能性があります。
なお、加藤財務相が発言し、為替に対するスタンスについて従来から全く変化がない旨が示されました。
また、パネッタ伊中銀総裁が発言し、国内需要が弱いままならインフレ率は2%を大きく下回る可能性がある旨が報じられています。
本日(2024年11月20日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年11月20日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、165円付近の買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、161円台半ばにも、特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。
その一方、163円台前半から166円台半ばにかけて、売り注文が厚いです。
現在値周辺や円安の範囲で発注されており、売り意欲の強さがわかります。
しかし、円高の部分では売り注文が乏しいです。
積極的に売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年11月20日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルそしてポンドドルです。
豪ドル米ドルとも相関関係でした。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年11月20日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はユーロです。
円はプラス圏で大きく上下動し、未明にマイナスに転じました。
ユーロはマイナス圏で推移し、この傾向は朝まで継続しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年11月20日)の主な経済指標
16:00(英国)10月消費者物価指数(CPI)
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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