fxTrade 操作マニュアル(Desktop版)

取引の始め方

トレールストップ

トレールストップとは?

トレールストップとは利益確保型ストップともいい、相場がよい方向に向かっていれば利益を上げ続けることができます。相場が急に不利な方向に向かい設定値よりもある一定の値を下回ると自動的にポジションを決済する仕組みです。

  • 買いポジションの場合、相場が上昇するとトリガーとなる値も上昇しますが、相場が下降してもトリガーとなる値は変更されません。
  • 売りポジションの場合、相場が下降するとトリガーとなる値も下降しますが、相場が上昇してもトリガーとなる値は変更されません。

トレールストップの設定をすると相場が有利な方向に向かうと(買いポジションの場合は上昇、売りポジションの場合は下降)ユーザーが決めたストップディスタンス(ストップまでの値差)+スプレッドの値になるまで、設定値はレート変動にともない変更されていきます。つまり設定値は売りポジションの場合は買値によって、買いポジションの場合は売値によって計算されているということです。
相場が逆方向(不利な方向)に向かった場合、設定値は変更されずレートと設定値の差は小さくなります。逆に、相場が有利な方向に向かい始め、相場が最大ストップディスタンス+スプレッドを超えると、トリガーとなる値は市場価格の変動とともに変更されていきます。相場が不利な方向に向かい、トリガーとなる値に達した場合はトリガーが発動され、ポジションは決済されます。fxTradeにログインしていなくても、そのポジションを自動的に決済します。

注意

トレールストップは通常のストップオーダーと同じように見えますが、ご利用の際はご注意ください。小さな値差でストップオーダーを設定してしまうと、現在レートとのわずかな値差によってトリガーが発動されてしまうことなります。例えば20ピップスや50ピップスの降下は市場では大きな変化とは言えません。20ピップスや50ピップス程のレートであれば通常の下降であり、通常の日々のレート変動であると考えられます。このように小さい値差でストップオーダーを設定してしまうと、将来有利な方向に市場価格が変動していく可能性があるにもかかわらず、それがトリガーとなり決済してしまいます。トレールストップは大きな損失を出すことを防ぐシステムですが、反対に損失が増えてしまう場合もありますのでご注意ください。

トレールストップを設定する

1. マーケットオーダーまたはリーブオーダーを注文する。
【注意】:1クリックでトレールストップを行う場合は、ユーザー設定でトレールストップの
      初期値を設定しておく必要があります。
2. [リーブオーダー]または[マーケットオーダー]ウィンドウ内の[レート]または[PIPS]ボタンを選択します。
3. [トレールストップ]の横にあるチェックボックスにチェックを入れます。

4. 数値の変更は上下の矢印で変更します。5PIPより下または10,000PIPよりも上の値でトレールストップを設定することはできません。
設定した値差はテーブルのチケットタブまたは注文状況タブのトレールストップで確認することができます。

トレールストップの初期設定値を変更する

トレールストップの初期値をオンにし、初期値を設定するにはメニューから[ツール]>[ユーザー設定]を選び、[取引設定]タブから変更できます。