活用事例:為替処理の自動化により財務関連業務の効率化を果たしたNATO
企業財務、税務、会計にはどの為替レートを使うべきか
お客様:NATO(北大西洋条約機構)
業種:防衛・国際協力
ご利用のプロダクト:OANDA Exchange Rates API
組織の概要 北大西洋条約機構(NATO)は1949年4月4日に調印された北大西洋条約に基づいて28カ国により結成された軍事同盟です。NATOは加盟国による集団的安全保障体制であり、域内いずれかの国が攻撃された場合、他の加盟国は共同で応戦・参戦する集団的自衛権発動の義務を負っています。発足以来、平和維持、反テロリズム、調査研究、核不拡散など多くの分野で実効性ある有意義な共同関係を構築してきました。
ビジネスニーズ NATOのように多数の国と地域で業務を運営する国際組織は、財務や物流に関して多通貨による会計や報告を行う必要に迫られています。財務関連業務の効率化と堅実な会計業務のためには正確な為替データを自動的に入手することが必要不可欠です。
ソリューション
最高品質の為替データを提供するOANDAは、主要監査法人、航空業界(IATAの公式為替データ提供者として)など、世界中の多数の企業と個人から信頼を集めています。NATOは国際的な財務報告と会計に利用する為替データの提供者としてOANDAを選択し、200種以上の通貨や貴金属(3万8,000以上のペア)の情報を自動的に入手することが可能になりました。 財務担当役員であるJoyce Barbarich氏は、「OANDA Exchange Rates APIにより正確で信頼できる為替レートを入手できるため、数字に自信を持って業務を行えるようになりました。また、為替データを自動化したことで重要性の高い業務に時間を使えるようになり、手動入力によるミスも減りました」と語っています。 NATOの財務部門とIT部門は共同でOANDAのデータフィードがERPシステム(Oracle E-Business Suite)に直接取り込まれるようにしました。 Joyce Barbarich氏は、「OANDA Exchange Rates APIはシームレスな導入が可能であり、OANDAのエキスパートが最初から最後まで現場で導入を支援してくれました」と話しています。
OANDAを選ぶ理由
データの正確性 上記のような業務の効率化にはデータが重要な役割を果たします。そのため、優れたデータ提供者を選ぶことが財務関連業務の常識となっています。為替市場は1カ所に集中していない相対取引であるため、OANDAは、信頼できる複数の情報源の確保、自社為替取引プラットフォームの利用、最大手マーケットメーカーの直接接続などにより正確な為替レートを継続的に提供しています。当社はこれらの情報をすべて統合し、独自の技術とアルゴリズムを用いて、日次平均、週次平均、月次平均、リアルタイムデータ、ティックデータなど、主要通貨ペアに関する正確なデータを生成しています。
システムの信頼性 為替データ配信には正確性だけでなく信頼性も求められます。IT部門は、ERPシステムに第三者のソリューションを統合してデータを取得しようとする際に、システムの信頼性やインフラの充実度を十分考慮します。卓越した安定稼働率とサーバーの冗長性は、OANDAが他のベンダーより優れている点の一部です。
統合の容易さ 企業のERPシステムを更新・修正することはどんな場合でも面倒な作業であり、IT部門はそれを痛感しています。OANDA Exchange Rates APIは主要ERPシステムに容易に統合することができます。また、OANDAは主要ERPのほとんどについて直接統合・接続を行うソリューションを提供しています。